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水泳大会 プールでアップが出来ない時に


緊急事態宣言中に中止となった、都内で開催予定のマスターズ水泳大会があります。

その会場は、ウォーミングアップ(以後アップに省略)用のプールがお子様用の流れるプールで、浮いているだけで進むため練習にならないと、多くの方が敬遠しました。競泳の試合ですから、水の中で泳いでアップしたいですよね。自分の身体の浮力を感じ、水の手応えなど調子を確かめたい。ですが、アッププールが子供用プールなのはみな同じ条件。だとしたら、年間ランキングの上位に載るような方以外は、そんなに気にしなくても良いのではないでしょうか?


ウォーミングアップは、運動による怪我の防止、主運動を行うための準備であり、最大限に発揮出来る状態をつくることが目的です。今回のように、プールで難しい場合のために陸上で出来るアップを考えてみました。


プールでのアップですと、ゆっくり大きく200~500mくらい慣らし、キック・プル、フォーム確認、ヘッドアップなどをし、短いダッシュ数本、ダウンの順序でしょうか。

アップで泳ぐ距離は人それぞれで、500m未満という方もいれば2000m以上はという方もいます。色々試してみて自分の一番良い練習法を見つけ、ルーティンに出来ると良いですね。



陸上で行う運動競技では、まず、ゆっくりジョグで身体を温め体操をし、基本動作、それから本練習に入ります。

(陸上競技ならダッシュ・腿上げ等ドリル、テニスならボレーボレーからショートラリー、野球ならキャッチボールなど)。

この後に、競技によっては、専門種目に分かれての練習になるのですが(陸上:各種目に分かれて、テニス:昔で言う前衛と後衛を交互に、野球:ポジションごとに分かれてなど)、

今回は競泳用アップですから、ジョグ・体操、この後の基本動作には腕を大きく回して身体を解す事や、、瞬発系の動きを意識して、スタートダッシュにも備えます。


基本動作は、プール外の公園内での50m程のダッシュ数本で考えました。1本ダッシュしたら、ジョグで元の位置まで戻ってきます。2本目からも同様です。大切なのは「リズム」。



まず3本気持ちよくダッシュ。これから1本ずつ。


・腕振(腕振りを大きく)と腿上げ意識(腰を高く)で1本。

・巻き込み意識(踵をお尻に付ける意識)で1本。

・リズムにのってジャンプの時に頭上で手をたたきながら1本。

・エアーのハードル(腰の高さ)を跨ぐように、股関節を動かしながら1本。

・足の運びを細かく早く意識で1本。

・中くらいの大きさ(フォーム)で早くを意識で1本。

・大きく(フォーム)早くを意識で1本。

・仕上げにダッシュ2~3本。


火照った身体をダウンのジョグで呼吸と共に整えて、いざ試合用水着へ。

招集前に肩回りのマエケン体操をしておくとピッチも速くなるでしょう。

普段の練習で身体には泳ぐ技術が染みついています。慌てずにいつも通り泳げるはずです。


心配なのは飛び込みですが、こればっかりは当日飛んでみないと・・・の時もあるので、午後のレースの場合でも、早起きして開場直後のスタート練習、これだけは逃さないようにして下さいね。


(※今回もプロ・セミプロ用のアップではなく、小・中・高と趣味スポーツの成人用になるのでご注意を。私のお友達がアップをせずに試合に出ていたと知ったので、どなたかの参考になれば幸いです)


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