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頭痛の種類

● 頭痛チェックシート

どこが痛む? 

どんな痛み?

痛みの強さは?

動くと痛い?

頭痛以外の症状はある?

痛みの周期は?

両側

締め付けられる・圧迫される痛み

比較的軽い~中程度

変わらない

肩こりやめまいがある

毎日、週に数回

緊張型頭痛

長時間のデスクワークなどによる頭部の筋肉の緊張や、精神的ストレスで起こる。

頭全体がギューッと締め付けられるように痛む。

片側

ズキンズキンという痛み

中程度~かなり強い

痛みが増す

吐き気や嘔吐/光や音に敏感になる

数日~ひと月に1回程度

片頭痛

頭の片側、ときに両側に、ズキンズキンという痛みが起こる。

吐き気がしたり、光をまぶしく感じたり、音に敏感になる。女性に多い。

片側(の目の奥)

突き刺す・えぐられる痛み

きわめて強い

痛くてじっとしていられない

涙が出る、目の充血/鼻水・鼻づまり

1~2カ月間に集中して毎日おこる(毎年くり返す)

群発性頭痛

1年のうちのきまった時期、毎日きまった時間帯(明け方が多い)に、ズキンズキンという目をえぐられるような激しい痛みがおこる。

読売新聞2000年11月26日掲載分(北里大学医学部内科教授 坂井文彦先生/監修)より転載

自分の頭痛の種類を知って治療に役立てよう!

● 頭痛の種類

  1. 一次性頭痛・・・特に明確な病気があるわけではないのに繰り返し起こる頭痛

  2. 二次性頭痛・・・病気が原因であらわれる頭痛

1. 一次性頭痛

「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3つが代表的です。緊張型頭痛と片頭痛が、混在する人もいます。

緊張型頭痛(最も多く見られる一次性頭痛)
 

年齢や性別を問わず、誰もが発症する可能性のある頭痛と言えます。

頭全体が締めつけられるような痛みがあります。精神的なストレスや、長時間同じ姿勢がつづくといった身体的ストレスが原因で頸や頭の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こると考えられています。

また、目の使い過ぎによる疲労が筋肉のコリを引き起こし、頭痛を誘発することもあります。

※肩や首のこりを伴う人が多いのですが、これは、原因・メカニズムが似ているためです。

主な症状

□後頭部を中心に頭全体が締めつけられるような重い痛み

□毎日のように朝から晩まで一定の鈍い痛みが続く

□肩や首のこりを伴う

□パソコンを使った後に痛む

□軽いめまいを伴うことがある

□温めるとラクになる

対策

肩や首を入浴などで温めたりストレッチやマッサージで筋肉の緊張をほぐしてあげることが大切です。

また、普段から長時間同じ姿勢を続けたり、ストレスをため込まないように心がけましょう。

指圧療法で、頸・肩・胸・背中などの強い緊張を深部まで解き、全身の緊張を落ち着かせることで症状を改善・回復へと導きます。

片頭痛
 

緊張型頭痛の次に多い頭痛です。20代から40代の女性に特に多くみられます。

ズキズキと脈打つような痛みが特徴です。男性に比べて女性に約3倍多く見られる頭痛で、脳に血液を送る血管が拡張すると頭痛が起きやすくなります。はっきりとは解明されていませんが、頭蓋骨内の血管が広がり炎症を起こしたためと考えられています。

吐き気が強く、光や音に過敏になることが多いです。

その他にもストレスや疲労のほか、寝すぎ・寝不足といった不規則な睡眠、梅雨や台風時期の低気圧といった天候の変化などがきっかけで頭痛が起こります。

主な症状

□ズキズキと脈打つような強い痛みで、光や音に敏感になったり吐き気などを伴います。

□頭や体を動かすと、頭に響いてさらにひどくなる傾向があります。

□頭痛が起きる前にチカチカした光が見えることがある

□月に1~2回起きる。

□体を動かすとガンガンと頭に響く

対策

頭痛が起きている時は、血管を広げてしまう入浴や運動、特に頸部のマッサージなどは厳禁といわれますが、発作を起こさない予防として指圧療法を取り入れる事は有効です。

当院では、精神や環境・心身の緊張を緩めることで緊張と回復を行う「自律神経の乱れたリズム」を取り戻し予防します。

発作の起きている時は静かな場所で出来れば横になって、痛む部分をタオルなどで冷やして休むこともお薦めです。

月経関連片頭痛
 

生理の前後に、頭がズキンズキン波打つような強い痛み。

生理の周期に応じて起きる頭痛は、「月経関連片頭痛」と呼ばれる片頭痛の一種で、主に生理のはじまる前後に起きます。ふつうの片頭痛よりも、症状が長く続き痛みが強い傾向があります。

主な症状

□体を動かすとガンガンと頭に響く(片頭痛の症状)

□上記のような片頭痛の症状が、主に生理の開始2日前から開始3日目の間に起きる

原因

女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)が関係しているのではないかといわれていますが、詳しい原因はわかっていません。

対策

当院の指圧療法では、頸や肩・胸などの自律神経の乱れの原因である緊張を解き、血液循環を回復、全身の緊張を落ち着かせることで崩れていたリズムを取り戻し改善させます。

基礎体温表をつけ、毎月いつ頃に頭痛が訪れるのか、自分のサイクルを見つけられるとよいでしょう。

生理前の頭痛と眠気

女性の場合、生理(月経)の3~10日前頃から、頭痛や眠気を感じることがあります。これは「月経前症候群(PMS)」と呼ばれる症状の一つで、他にも手足のむくみ、乳房の痛み、イライラ感、緊張感などの症状が起きることがあります。月経がはじまると解消されるのが特徴です。ホルモンバランスの崩れや精神状態、栄養状態などが関係しているのではないかといわれています。また生理前後(生理2日前~開始後3日目)に「月経関連片頭痛」と呼ばれる頭痛が起きる人も少なくありません。

群発性頭痛
 

患者の多くが男性ですが、その数は少なくまれなタイプと言えます。

「目をえぐられるような」と表現されるような激しい痛みで、必ず頭の片側に起こります。

目の後ろを通っている内頸動脈が拡張して炎症が起きるためではないかと考えられています。

一度症状が出ると、1~2カ月間、ほぼ毎日、同じ時間帯に頭痛が起きるようになります。多くの場合、痛みは15~180分程度続きます。体内時計が関係しているのではないかともいわれています。

主な症状

□一度症状が出始めると、1~2カ月間、毎日のように同じ時間に頭痛があらわれるようになります。

□目をえぐられるような激しい頭痛。

□必ず頭の片側に起こる

□1~2カ月の間、毎日痛みがあらわれる

□痛みがあらわれるのは15~180分 

対策

痛みがあらわれている時期は、飲酒や喫煙は控えた方が良いでしょう。

また、日ごろから規則正しい生活を心がけることも大切です。

当院の指圧療法で疲労や心身の緊張を解き停滞が続いている体内リズムを取り戻すことが予防へと繋がります。

2. 二次性頭痛

何らかの病気が原因で起きる頭痛のことをいいます。二日酔いなどアルコールが原因で起こる頭痛もあれば、くも膜下出血や脳腫瘍といった命の危険につながるものもあります。具体的なものとしては、心身症などからくる精神疾患による頭痛や、高血圧を原因としたホメオスターシス障害による頭痛など8種類ほどに分類されます。

 

これまで経験したことのないような強い頭痛が突然現れたり、手足の麻痺やしびれ・痙攣、激しい嘔吐、高熱などを伴う場合などは、すぐに病院を受診しましょう。

アルコールと頭痛について

「二日酔い」に伴う頭痛も二次性頭痛のひとつです。

お酒に含まれるアルコールが代謝されてできるアセトアルデヒドの増加が頭痛の原因ですが、アセトアルデヒドは肝臓で代謝され、時間がたつと自然に治るので、通常は病院を受診することはありません。

頭痛と睡眠

睡眠の担う大切な役割
  • 日中働いた脳や身体を休ませる

  • 身体をつくったり修復するのに必要な物質を分泌する

  • 記憶を整理する

 

睡眠の量(時間)や質が不十分だと、心や体にさまざまな異変をもたらします。

頭痛もその一つです。頭痛予防のためにも、規則正しく適度で良質な睡眠をとるように心がけましょう。

「サーカディアンリズム」

人はある時間になると自然と眠くなり、ある時間になると自然と目が覚めます。

一定の間隔で空腹感を感じ、一定の周期で月経がやってきます。

このように人が生まれながらにしてもっている身体リズムは「体内時計」と呼ばれ、24時間周期のおおよそ1日のリズムの事を「サーカディアンリズム」といいます。

サーカディアンリズムは、あくまで「おおよそ」であり、正確に24時間ではありません。私たち人間に「同調因子」と呼ばれる「太陽や人工的な光」「時計などの時間がわかるもの」「食事」「運動」「通勤・通学などの習慣」などにより24時間とリセット・調整されることで、日々の規則的な生活を送ることができるのです。

朝、太陽の光を浴びて起床し、日中活動、夜に寝る(睡眠時間の理想は6~8時間)ような、リズムで生活できることが、規則正しいといえるでしょう。

睡眠と関連する頭痛

睡眠中や起床時に片頭痛を起こす場合があります。

群発頭痛も睡眠中に起きることがあります。これらはレム睡眠と関連があるのではないかといわれています。中には悪夢を見た後に片頭痛を起こすという人もおり、「睡眠の質」が大切だといえそうです。ぐっすり質の良い睡眠を得るためにも、指圧療法を積極的にお役立てください。

寝すぎ・寝不足で起きる頭痛

睡眠時間が長くても、短くても、片頭痛を起こすきっかけになります。睡眠の過不足がホルモン分泌などに作用して頭痛が起きるのではないかと考えられています。

自身に合った、適切な睡眠時間をとるように心がけ、規則正しい生活を心がけましょう。

睡眠時間はどれくらいとればいい?

日本人の平均睡眠時間は6〜8時間といわれていますが、適切な睡眠時間の量については個人差があり、基準を設けることはできません。「睡眠の質」が大切になってまいります。日中に快適に活動できることを目安にしましょう。

寝すぎ・寝不足を改善するには?

まずは睡眠の質を改善しましょう。睡眠の質が悪いと、寝不足はもちろん、十分な睡眠をとろうと寝すぎてしまう原因に。

日中は日光を浴びる、適度な運動をする、睡眠前は入浴などで体を温める、寝る前にスマートフォンやパソコンは使わない、快適な寝具を使うなど、できることからはじめましょう。

日中の眠気と頭痛

片頭痛と眠気

片頭痛が起きる数時間〜2日前にあらわれる症状を「予兆」と呼び、眠気もその一つです。他にはあくびが繰り返し出る、やる気がしない、疲れやすい、首がこる、光や音に敏感になるといった、さまざまな症状があらわれることがあります。また片頭痛がある人は、頭痛のない人に比べて日中に眠気を感じる人が多いという報告もあります。