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「暑熱馴化(しょねつじゅんか)」って知っていますか?・・・熱中症に備えよう!

更新日:3月4日

熱中症に備えよう!


暑熱馴化(暑熱順化)heat acclimatizationとは、暑さに対して日にちを追うごとに身体が適応していくことを言います。暑い環境に身体を慣れさせること、暑さに強い身体をつくるということです。


本格的な暑さの前から徐々に身体を暑さに慣れさせることで、暑熱環境にさらされても熱中症になりにくくなります。気温が上がったり、下がったりを繰り返しているこのところの天候や、梅雨明けの蒸し暑い日に熱中症が多発するのは、暑熱順化が不十分であることも影響しています。


暑熱順化は、体力レベルや発汗の能力などによって影響されますが、暑熱環境にさらされて3日目から運動継続時間、5~6日目には体温、快適感、相対的心拍数が改善、10日程で身体はほとんど馴化されると言われています。

環境省は「やや暑い環境」で、「ややきつい」と、感じる程度の運動(速足のウォーキングなど)を毎日30分ほど続けると、約2週間で熱順化が完成するとしています。


どのように変化するかと言いますと、

運動中の心拍数、体温、汗中塩(塩化ナトリウム)が減少し、逆に汗腺の発汗能力が高まって、汗の量が増加する。また代謝量、乳酸値も暑熱馴化によって減少し、筋グリコーゲン(※)の利用量に影響を及ぼす。これにより熱中症などの熱障害のリスク、暑さによるパフォーマンスの低下を抑えることができるのです。

※筋グリコーゲンとは、筋肉に蓄えられる糖の一種で、筋肉の収縮のためのエネルギー源。運動においてとても重要な役割を果たしており、体内のグリコーゲンの8割強が筋グリコーゲンとして蓄えられている。


つまり

・汗をかく→皮膚の表面から気化熱が奪われる=体温の上昇を防げる

(熱中症は体温が上昇することで起こるので、汗をかきやすくなれば熱中症になりにくくなる。)

・汗中塩の減少=熱中症のリスクも低下

(血液中のナトリウムなど、ミネラルが汗と共に大量に排出されると痙攣や意識障害などの熱中症特有の症状が出る。排出量が減るとリスクも減。)

・暑熱順化する=体温がそれほど上昇しなくても皮膚血管が拡張→循環血液量が増加→運動機能が向上し放熱しやすくなる。

と、いうことです。


普段あまり外に出ず、クーラーの効いた部屋にいることの多い方など、6月の今の時期は、くれぐれもお気をつけください。季節の変わり目を先取りすべく、無理のないように暑さに慣れさせてみてくださいね。


☆「環境省」はLINE公式アカウントを開設し、熱中症予防対策の情報配信をしています。熱中症警戒アラートの発表や暑さ指数の情報を、 受け取ることが出来るので、ぜひ活用してみてください☆


「環境省熱中症予防情報サイト」 参考

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